京都薬科大学薬学部薬学科合格 Yさん

京都薬科薬学部薬学科大学合格 Yさん

「得意科目は自信から生まれる」

私の得意科目はありませんでした。かと言って苦手科目も特にありませんでした。良く言えばバランス型、悪く言えば平凡。そんな私がなぜ合格できたのでしょうか。

 まず薬学部の特性上、やはり化学ははずせません。というよりはずしてはいけません。薬学部を受ける受験生の中には、化学が得意でこれを武器として受験する受験生は少なくありません。私のように得意ではないけどやっぱり薬学部が良いという人もいると思います。ではそんな人が受験で使えるようにはどうすればいいのか、皆さんにお伝えしようと思います。

まず、基礎をきちんと築いていくことです。現役生はシステムの都合上、すべて習うまで時間がかかってしまいます。なので、他の受験生に置いていかれないように、早く難しい問題集に手を出したいと思う気持ちは良く分かります。実際、私がそうでした。しかしその気持ちはまず抑えて、基礎的な問題が載っている問題集を使いましょう。例えば、セミナー化学などで、基礎的な問題を繰り返し解くことで土台を築き、応用問題を解くのに必要な知識を養いました。

 次に基礎ができれば次は応用です。私は重要問題集を使いました。1日に理論、無機、有機を2~3問ずつ解いていきます。私は継続して物事をやり続けることができない三日坊主なので、何か達成感があるといいなと思い、例えば200問ある問題集なら200問分の印をつけることができる表を作りました。そしてその日に解いた問題の番号のところに日付を書き、出来具合によって色分けをしました。そうすることで、段々と表が埋まっていくので、達成感を味わうことができました。受験勉強はつらいですが、こういうところで楽しみを見つけていくというのも受験勉強のあり方の1つではないかと思います。そして、無機、有機に関してですが、やはり覚えないといけない分野ですし、やらないとすぐ忘れてしまうとこです。私が実践していたのは、気体の製法や物事の保存方法など、すべて単語カードに書き、時間があればすぐに確認できるようにポケットの中や筆箱に入れておくことです。単語カードなんて書いている時間がもったいないから使わなくていいと思っていましたが、実際使ってみると便利です。すぐ確認できるし、付け加えることもできます。英単語の暗記に使うには何千もの単語を書かなくてはならないのであまり向かないと思いますが、気体の代表的な製法なんて数が知れています。私はこれで無機、有機の自信が抜群に上がりました。単語カード、お勧めです。

こんな感じで私は高2の冬から化学を本気で勉強し始めて、受験で使えるようになりました。冒頭で、私には得意科目がないといいましたが、今では化学がそうなっているのではないかと感じています。得意科目というのは自信から生まれます。今、得意科目がないという人は、1つ、どの科目でも良いので自信がつけられるほどやってみてください。そうすれば、自然と得意科目になっているはずです。私が合格できた理由は、最後になって得意科目ができたからです。あなたにとっての得意科目は何ですか? 

<担当からのコメント>

数Ⅲができないので何とかしたいと入塾してきた生徒ですが、数Ⅲというよりは数ⅡBもまずい状態でした。体験記にも書いているように基本事項の徹底を大切にしてきた結果だと思います。少しのんびり屋ですが、言われた事はコツコツとしっかりやっていく、その努力が当初の予想を覆す合格に結び付いたと感じます。


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